【GD対策】対策方法やコツを実体験をもとに解説

記事作成日:

2023年4月7日

就活選考において最初の鬼門でもあるグループディスカッション、通称GD。日本人の「遠慮してしまう」「シャイ」という性格から、GDを苦手とする学生は少なくないでしょう。

そんな中でしっかりと対策をして、GDでいい結果を残すことができれば、企業からの評価は大きく上がります。

この記事では、GDの対策方法やコツを外コン内定者の経験談と共にお伝えします。

■GDの対策方法

〇YoutubeでGD動画を視聴する

GDの対策は「一緒に議論を行える人がいないとできない」と思われがちなのですが、一人でもやれることは多いです。むしろ、一人だからこそ自分のペースで対策を行えます。

「YoutubeでGD動画を視聴する」という対策方法は、企業からの評価ポイントを理解する最適な方法です。

試験管の主な評価ポイントは端的に言えば「チームで仕事をする能力」です。

具体的には「コミュニケーション能力」「リーダーシップ」「協調性」の3点が見られています。社会に出た際、これらの能力はとても重要です。大手の約3社に1社がGDを選考に入れていることからも、これらの能力が重視されていることが伺えます。

ただ、実際のGDの選考において「どこまで前に出ていいのか、、、」「コミュニケーション能力ってそもそもなに?」と悩んでいる学生さんも少なくないと思います。

YoutubeでGDを視聴することで、第三者の立場=面接官の立場で見ることができ、どういう振る舞いをしている学生の印象がいいのかや、どういう議論の運び方が美しいのかを知ることができます。面接官側の視点を持っている学生とそうではない学生では大きな差が生まれるでしょう。

 

〇「東大生が書いたケース問題ノート」を利用する

GD対策において「東大生が書いたケース問題ノート」は強力なアイテムになります。

ケース問題といえば、コンサル志望や総合商社を志望する学生が勉強するイメージですが、実はそれ以外の学生さんに対しても強力なサポートアイテムとして活躍します。

ケース面接を受けない学生さんは畑違いと感じるかもしれませんが、基本的な流れはとても類似しています。

~GDの基本5パターンテーマと議論の流れ~
GDのテーマは大きく分けて5つに分けられます。そしてそれぞれの基本的な議論の流れをまとめました。
●課題解決型
1.前提条件/目的の明確化
2.現状分析
3.ボトルネック特定/解決策の立案
4.解決策の評価/優先順位づけ
●売上向上施策型
1.前提条件/目的の明確化
2.現状分析
3.ボトルネック特定/解決策の立案
4.解決策の評価/優先順位づけ
●新規事業立案型
1.前提条件/目的の明確化
2.現状分析
3.ボトルネック特定/解決策の立案
4.解決策の評価/優先順位づけ
●自由討論型
1.前提確認/目的の明確化
2.意志出し/評価
●選択型
1.前提条件/目的の明確化
2.選択肢の分析(メリット・デメリット等)
3.選択肢の評価/優先順位づけ

〜ケース問題を解くまでの流れ~
【例題】とあるラーメン屋の売上向上施策を10分で考えなさい
●前提条件
渋谷駅から徒歩5分
営業時間:10時~22時
席数:20席
年中無給
●現状分析
ラーメン屋の売上は売上=単価×客数で考えることができます。単価と客数それぞれについて考えます。
単価についてはラーメン代を600円と仮定します。
(今回は具体的な数値は必要ないのですが、値段がある方がイメージしやすいと思って定義しました)
次に客数について考えます。一人の滞在時間を30分と仮定した場合、満席時では最高2回転します。時間帯によって客数は変化するので時間帯ごとに試算していきます。
10時〜11時:0.5回転→10席×0.5×1h=5人
11時〜13時:2回転→10席×2×2h=40人
13時〜16時:0.5回転→10席×0.5×3h=15人
16時〜18時:1回転→10席×1×2h=20人
18時〜20時:2回転→10席×2×2h=40人
20時〜22時:1回転→10席×2×1h=20人
上記の結果から1日の客数は240となり、売上は14万4千円となります。
●ボトルネック特定
一人当たりの滞在時間が長い
ピーク時は稼働率100%のため、逃がしている顧客も存在する
ポイントカードや曜日別割引などの要素がない
他店舗に比べて値段が安い
●打ち手立案
(A)オーダーエントリーシステムの導入
メニューを取る動作を無くすことでミスやタイムロスを減らし、お客様を待たせる時間を省くことで滞在時間を減らすことができる。
(B)店舗拡大で席数を増やす
(C)ポイントカードと曜日別割引の導入
(D)商品の値上げ600円→700円
上記のように、前提条件〜打ち手立案まで行うことができました。本来はこのあとに打ち手評価と発表があります。

このように、ケース問題とGDの違いは基本的には一人で解くかみんなで解くかだけです。ケース問題はお題に対して一人でフレームワークなどを駆使して結論まで導きます。GDとは違い一人で行う分、難易度も高いのですが、これを極めるとGDの景色は明らかに変わります。

多くの就活生はGDに関して、役割や姿勢に意識を取られ本質的ではない対策に多くの時間を割いてしまっています。

しかし、GDを行う目的を考えたときに「一人で結論に導ける」力を身に着けければ、論点のズレや情報の抜け漏れに気付けるようになり、格段に質が向上するでしょう。 

遠回りのGD対策に見えるかもしれませんが、実は一番効率がいいのです。

■GDのコツ

〇相手の意見には「110%のリアクション」を意識して話を聞く

相手の話を「110%のリアクション」で聞くことを心掛けましょう。そうすることで意見の言いやすい環境になり、協調性のある「チーム」として、そしてポジティブな環境を作り出す「個人」としても評価されるでしょう。

〇ネガティブワードが出たらアピールチャンス

前提として、ネガティブワードは悪いことではありません。ネガティブな意見や性格を持っている方は、物事を現実的に捉え客観的に評価する能力に優れています。もしGD中にネガティブワードが出てきたら拒絶をせず「別視点を持つ貴重な人材」という捉え方をして受け入れてみてください。そうすればアイデアの幅が広がるだけではなく、ネガティブをポジティブに変えることができる人材として評価されるでしょう。

 

〇その場を楽しむ

GDという状況を楽しみましょう!楽しむことで自分のポテンシャルが引き出されますし、周りの空気も和やかになります。結果、チームとして力を発揮することができ、最終的に良い評価につながるでしょう。

スポーツや勉強なども「楽しんでいる」人が一番強いのと同じで、まずは皆さん自身がGDを楽しんでチャレンジしてみてください。その楽しんで取り組んでいる「姿勢」は自ずと面接官やメンバーに伝わり、結果としてあなたが臨む結果を得ることができるようになると確信しています。

■大手内定者からのGDアドバイス

ここからはbunkの卒業生に聞いたGDのコツ&アドバイスを紹介します!

〇コツ

GDのための対策は特別していませんでした。最低限のコミュニケーション能力があれば、ケースの対策をしていれば問題ないと思います。ただ、一定の型は存在するので、面食らわないためにもネット記事やYoutubeで確認しておいた方がよいのかなと思います。(戦コン内定者) 

「一緒に働きたいと思われる人になれているか」を考えながら動けばあまり大きく失敗しないと思いました。「一緒に働きたい人」とは①自分なりの意見があって、②他の人の意見を取り入れながらグループ全体として良い意見に昇華出来る人だと思います。①に関してはケースと同じ対策でよいと思いますが、②に関しては(i)他の人の意見を素直に聞き、(ii)自分の仮説の筋が悪いときは素直に受け入れて修正するのが大事だと思いました。(戦コン内定者)

自己紹介のときに皆の名前を必ず呼ぶことを意識していました。のちに話を振る際に活きてきます。(外コン内定者)

〇アドバイス

GDは一人で受かるものではなく皆で作り上げるものです。論理性を見たいのであればケース面接をした方が合理的です。なので、では協調性やネガティブチェック要素が大きいと思います。(外コン内定者)

基本的にファシリをやるつもりで挑んだ方がいいです。逆に言うとファシリをやれるくらいじゃないと厳しいです。(外コン内定者)

企画系GDにおいて情報を拡散してる段階で絶対に他人の意見を否定しないのが大事です。あと「インプット→コンセプト→アウトプット」の順番で議論していくのですが、コンセプトでは自分の意見を通すのが大事だと思いました。(大手広告代理店内定者)

■bunkの紹介

上の大手内定者からのメッセージを見て、bunkに興味を持ってくれた方へ!

〇bunkとは

正社員の半数は戦コン出身者(BCG中心)の会社が立ち上げたサービスで、過去100人以上の学生が所属、卒業生の9割以上はコンサルを中心に大手有名企業の内定を獲得しています。

〇bunkの提供価値

①ハイスキルインターン紹介

bunkではBCG出身者が厳選した長期インターンを紹介しています。紹介先には、戦略コンサル出身者が立ち上げたばかりのスタートアップや大手企業案件に参加できる企業など多岐にわたります。特にスタートアップは従業員数10人以下のシード期のところもあり、実践的な業務に携わることができガクチカとして話せることも沢山作れるでしょう。

②bunkインターン生とOBのコミュニティ

bunkには過去100人以上の学生が所属しています。コンサルやスタートアップを目指すbunkインターン生の横の繋がりと大手企業に内定しているbunk卒業生との縦の繋がりを形成しています。就活をともに頑張る仲間作りや、参考になるメンターを探すのにも役立つでしょう。

■まとめ

GDの対策方法伝わりましたでしょうか?少しでも皆さんのGDに対する不安を払しょくできていたらいいなと思います。
社会に出るとグループで議論する機会が圧倒的に増えます。そのための練習だと思って、楽しんでGD対策に臨んでみて下さい!問題の解法を理解し、GDの場を支配できるようになると気持ちいですよ!
皆さんがGD選考突破できることを祈っています!

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