【実話】長期インターン後悔エピソードと後悔しないためのポイント
記事作成日:
2023年2月24日
近年、長期インターンに参加する学生は増加傾向にあります。多くの場合、数か月単位で参加することになる長期インターン。果たして、そこまでの価値があるのでしょうか?
私は今までに5つの長期インターンを経験してきました。今回はそんな私が実際に参加して感じた後悔やメリットを経験談も交えながら解説していきます。
長期インターンで感じた後悔
それでは早速、私が実際に長期インターンに参加して感じた後悔を3つ紹介します。
①目標などを設定せずに中途半端な気持ちで参加してしまった
②ハイレベルな業務についていけなかった
③長期インターン先の選定を後悔した
後悔①目標などを設定せずに中途半端な気持ちで参加してしまった
長期インターンは参加するだけで成長できるような、夢のようなシステムではありません。明確な目標をもって業務に臨んでいる人と、ただ漠然と成長したいと思っているだけの人では長期インターンを通しての成長に雲泥の差があります。
私自身、最初は長期インターンに参加することが目的となっていました。アルバイトの代わりに長期インターンに参加して成長できればラッキー、と思っていた頃は本当に成長がありませんでした。ただ時間を浪費して終わってしまいました。
現在は学んだマーケティングの知識を実践で試し、自分のスキルとすることを目標にしています。この目標を設定してからは、勉強にも身が入るようになりましたし、得るものが増えました。
明確な目標を持ち、具体的なアクションに落とし込んで初めて成長できます。
後悔②ハイレベルな業務についていけなかった
アルバイトに比べ、インターンは比較的ハイレベルな業務を任されることが多いです。一つの業務をやるにしても分からないことがたくさん出てきます。最初は分からないことは当然です。しかし、その疑問点を解決せずに放置しておくと取り返しがつきません。
私も業務の目的を理解せず仕事をしてしまったことがあり、成果物を出した後に大きく修正することがありました。これも作業中の疑問点を解決せずに放置したため起こってしまったことです。
インターン生だからしょうがないということはありません。会社の一員として主体性を持ち、任された仕事は責任をもってやり遂げることが大切です。
後悔③長期インターン先の選定を後悔した
私が最初に経験した長期インターンは一言でいえばブラックでした。長時間労働はもちろんのこと、給料も出ませんでした。今振り返ってみても恐ろしい環境ですし、即辞めるべき職場です。しかし、私はその長期インターン先で5か月間働いていました。
そこの長期インターンでは「将来の投資のためにも今は無給で頑張るべき。ほかの長期インターンは単一的な作業だからガクチカにもならないし社会人基礎力は身につかない」と教えられてきました。違和感は多少ありましたが、初めてのインターンであったこともあり自分は辞めるという決断をなかなか下せませんでした。
実際、社会に出たことのない多くの学生は多少の違和感を覚えても辞める決断ができません。限られた貴重な大学生の時間を浪費する前に、辞める決断をすることも大切だと感じます。
長期インターンに参加することに意味はあるの?
ここまで記事を読んでくれた方は、長期インターンに参加したくないと感じているかもしれません。ですが、間違いなく長期インターンに参加する意味はあります!インターンに参加して後悔したこともありますが、それ以上に得たものが多くあります。
ここからは私が長期インターンに参加して感じたメリットを4つ紹介していきます。
①働くことに対する解像度があがった
②ガクチカが無限にできた
③就活のGDが余裕になった
④環境から受けられる刺激が多い
メリット①働くことに対する理解が深まった
一つ目は働くことへの理解が深まったことです。長期インターンに参加するまではイメージの全くわかなかった「働くとは?」ということが少しずつ見えてくるようになりました。
私は自らの成果物が実際にクライアントの方に提供されるような経験を通して、自分が誰かの役に立ってお金をいただくという流れを学びました。また、学生として過ごしているだけでは感じることができなかった、社会に主体的にかかわっている感覚を養うことができました。
就活を始める前に「働くとは?」について学べたことは非常にいい経験でした。実際、長期インターンを通して学んだ働くことへの理解は、会社選びの一つの指標になりました。
メリット②ガクチカが無限にできた
二つ目はガクチカを量産できたことです。
インターン生に与える裁量権が大きい会社だとプロダクトを作ることを任されることがあります。これは私の友人の話ですが、単価100万のプロダクトを作った経験を面接で話したときは、面接官の食いつきがかなり良かったとのことです。
このように長期インターンを通して得たスキルや実績の話をすると、採用側も入社後に活躍するイメージをしやすく、面接の通過率も上がります。そのため長期インターンでの経験は就活時の大きな武器となるといえます。
メリット③就活のGDが余裕になった
三つめはGDに対しての苦手意識がなくなり、余裕になったことです。
長期インターンに参加してから、論理的に物事を考える時間がかなり増えました。また、インターンでは社員の方や他のインターン生とも日ごろから議論を行います。そのためか、GDの練習をそんなにしなくても大体のところは通過することができました。
もちろん多少なりとも練習はしましたが、周りの就活生よりは楽にGDに臨めたと思います。これは長期インターンの実務経験で、自分のロジカルシンキング力やコミュニケーション力が一番伸びたからです。
メリット④環境から受けられる刺激が多い
4つ目は環境から多くの刺激を受けられたことです。
私の経験上、長期インターンに参加している学生はだいたい少し意識が高いです。私の周りのインターン生の多くは夢を掲げ常に行動し、中には学生ながら起業をしている子もいます。彼らとの交流は良い刺激となりました。一緒にいて楽しかったのもありましたが、何より負けたくないと思って切磋琢磨することができました。
また、長期インターンに参加すると社会人との接点を持つことができます。社会に出たことのない学生からすると、社会人とは話すだけで勉強になります。私自身、キャリアのことや働くことへの意識など多くのことを学ばせていただきました。また、社員の方に就活相談やキャリアプランの相談に乗ってもらうこともできました。
長期インターンで後悔しないために
長期インターンのメリットは伝わりましたでしょうか?ここからは実際にどうしたら後悔せずに、有意義な長期インターンをすることができるのかについて紹介していきます。これだけは押さえてほしい!と私が思った二つのポイントは以下の通りです。
①他のインターンと比較検討する
②常に目的を明確にしておく
ポイント①他のインターンと比較検討する
私は一社目のインターンの際、全く比較検討せずに誘われたインターンに飛び込みました。結果、ブラックインターンに参加してしまいました。
長期インターンを決めるときは絶対に比較検討しましょう。多くの長期インターンは数か月単位で自分の時間をささげることになります。いいなと思ったインターンでも、しっかり比較検討して後悔のない選択をしましょう。
ポイント②常に目的を明確にしておく
目的が明確ではないと具体的なアクションは生まれません。また、明確な目的を持たずに漠然と業務をこなしていても、成長も成果も望めません。
設定するべき目的は大きく三つあります。
一つ目は長期インターンに参加する目的です。
自分が長期インターンを通してどうなりたいのか?を参加前に考えておきましょう。目的を達成できるかどうかを考えながら長期インターンを選ぶと良いです。また、参加後もこの目的を思い出し漠然と働くだけにならないようにしましょう。
二つ目はプロジェクトの目的です。
このプロジェクトの最終目的は何なのか?お客さんにどんな価値を届けたいのか?達成するべき数字はどの程度なのか?ここがぶれだすと一つ一つの業務の目的もぶれしまいます。プロジェクトチームで決めた目的を常に意識して業務に臨みましょう。
三つ目は各業務の目的です。
この業務はなぜやるのか?を常に意識していないと全く違った成果物ができてしまいます。業務の目的を意識したうえで、細かく方針を社員の方と確認しながら取り組みましょう。
しっかりと明確な目的意識を持っている学生と、そうでない学生では成長速度が全然違います。皆さんは明確な目的をもって長期インターンに参加しましょう。おのずと行動も変わってくるはずです。
長期インターンに不安を抱えている方へ
ここまで読んで長期インターンで後悔しないためのポイントは伝わりましたでしょうか?
ただポイントは分かっても、ハイレベルな業務についていけるか心配な方や長期インターン先の選定で失敗しないか不安を抱えている方もいると思います。
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まとめ
最後までお読みいただきありがとうございました。
長期インターンで後悔しないためのポイントが少しでも伝わっていれば幸いです。
私自身、最初のインターンこそ少し後悔したものの、長期インターンにチャレンジしたことは一切後悔していません。チャレンジしたことは経験として積み重なっていきます。いま長期インターンにチャレンジするか迷っている方は、ぜひチャレンジしてみてください。
今回の記事が有意義な長期インターンライフを送るきっかけになればと思います。
執筆者プロフィール
知恵蔵(法政大学三年生)。
現Quest.incインターン生。大学一年生のころから長期インターンに参加し、合計4社の長期インターンを経験。しかし、その中にはブラックインターンや得るものが少なかったものも、、、現在は新聞社とbunk運営元Quest.incの2社で楽しくインターン中。自身の実体験をもとにbunkのコンテンツを作成。最近の趣味は散歩、爆音ヘッドホン。